1menuclose

作成日:2018/09/02

プロローグ:どうしてお金持ちの絵描きになろうと思ったか

湧き上がるBクワドラントへの移行欲求、私は一体、何を一番欲するのか?

前回までのあらすじ:
スキームの甘い個人事業(Webサイト構築事業)を展開してしまったが故、私は自分の貴重な時間を格安で提供するような状況に自らを追い込んでしまった。そんな闇に一筋の光明、ロバート・キヨサキさん。欲しいのは経済的自由?ならばBクワドラントへ行けば?と彼は言う。

覇者の高笑い:お金に時間の子守をさせ、自らの時間を自由に謳歌しているご様子

目次

  1.  働けど働けど、わが暮らしラクにならざり···じっと手を見た啄木さんの単価は、たぶん激安だった
  2.  お金を稼ぐ究極の真理、単価が高けりゃ稼ぎは高く、単価が安けりゃ稼ぎも低い
    1.  イラストレータとしての私の単価は、果たしていくら?市場価格はたぶんゼロ
    2.  未経験者の給与は安い。“初めて始めた”単価は総じて低め
  3.  私に残された道、Sクワドラントに立ちながら単価を上げていく、あるいはBクワドラントへ移行する
    1.  Bクワドラントの自分を想像してごらん。百万石の富を手にした自分がどういう人間になっているかを
    2.  欲しいのは、富?名声?あるいはほかの何か?(ウ)と(エ)、いずれを選択する?

働けど働けど、わが暮らしラクにならざり···じっと手を見た啄木さんの単価は、たぶん激安だった

啄木さん、歌人としてすばらしい能力を開花させつつ、しかし冒頭の短歌から推察するにビジネススキルは相当に低かったことが疑われる。

同様のことが画家やイラストレータにおいても言えるのではあるまいか。素晴らしき能力、あるいは素晴らしき作品を持っていても、ビジネススキルが不足すると画家イラストレータとしての単価が激安になってしまうとか。

···私は自分の才能を過大評価するつもりではありません。論点はそこに非ず。

お金持ちになるには、単価を上げる必要がある。単価を上げるためにビジネス面からアプローチすることも必須では?

aa

と言いたいのである。
お金持ち(の絵描き)というテーマを実現すべく考え続けます。

お金を稼ぐ究極の真理、単価が高けりゃ稼ぎは高く、単価が安けりゃ稼ぎも低い

ロバート・キヨサキさんは、「キャッシュフロー・クワドラント」の中でお金持ちになるための方法論を提示してくれる。以下は私の意訳である。本書には以下吹き出しのような文章は微塵も書かれておりません。

単価を高めるためにレバレッジを活用しよう。レバレッジを活用できたとき人は、ビジネスオーナー(Bクワドラント)、あるいは投資家(Iクワドラント)に自然となっているよ。

···つまりクワドラントが先か?単価が先か?と問えば、単価が先に立つのか?

aa

恐らく、クワドラントの分類は究極の真理とは言えないのではなかろうか。究極の真理は“単価”にあり、その単価を希望通りに上げるためにいかなるスタンスをとればいいか?あるいはとったか?というのがクワドラントなのではなかろうか。つまりクワドラントは事後分類みたいなものだろう。

なお、「単価」コール甚だしいのはあくまで「お金持ちになる」を目的に商売を考えるからである。人生と商売においてもっと大事な要素がたくさんあることは言うまでもないが、ひとまず脇に置いておこう。

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前回ブログにも大まかなアウトラインは説明しましたが、私は勝手な自己解釈を載せております。キャッシュフロークワドラントについての正しい情報は、本書からどうぞ。

イラストレータとしての私の単価は、果たしていくら?市場価格はたぶんゼロ

私のイラストレータとしての実績はゼロ。となると当然、イラストレータとしての単価は見込み薄。一方Webサイト構築についていえば、わずかながら実績が一応ある。

好きなことで生きていたい割に単価を気にする私、なぜならば住宅ローンを抱えているから。となると、迷わず後者を選択、個人事業主として独立したのである。
ところが、時間と引き換えに時給¥900-を得る経験をしたところで気づく。おかしい、ローン軽々返済どころか絵を描く時間すらない。貧乏暇なし状態に自らを追い込むとは。

他方、画家・イラストレータとして独立していたとすれば時給¥900-どころか、給与が発生していたかさえ危うい。

とはいえ、絵を描くことは存分にできる···いやいや、従来の状況をそのまま引きずればずっと無給。何かを変えねばならぬのは明白なる現実。

aa

悩まずに手を動かせばいいのに···単価を天秤に、やりたいことを後回しにするあたり、あなたの軽薄さの表れな気がするわよ。

aa

内なる外野の声がヤイヤイ聞こえます。

未経験者の給与は安い。“初めて始めた”単価は総じて低め

何事も“初めて”という状況は存在する。そして未経験者の市場価格は凡そ安価な傾向にあるし、特に異論はない。というかEクワドラント(被雇用者)だと未経験者には参入の機会すら与えられないことも多い。

画家としての社会的認知度ゼロだとすれば市場価格も低い。買う人の心情を察すればうなずける。

···でも、絶望することなかれ。スタートアップから単価を上げるにはどうすればいいの?と、想像することは自由だ。

私に残された道、Sクワドラントに立ちながら単価を上げていく、あるいはBクワドラントへ移行する

単価を上げる方法は主に2つ。そうして、具体的手法は4つ。

Sクワドラントに居ながら単価を高める
(ア)無名の単価0円市場デビュー。地道に実績を積み、単価をじわじわ上げる
(イ)鳴り物入り市場デビュー。市場価格は初期設定よりお高く、そのまま高単価を維持し続ける
Bクワドラントへ移行する
(ウ)自分の絵画をコンテンツにしたビジネスのオーナーになる
(エ)分野問わずビジネスオーナーとなって経済的自由を得、自由になったお金と時間で絵を描く

(ア)は至極まっとうな道(というか現況のまま選択し得る唯一の道)なのだが、ローン返済という可及的速やかに解決すべき課題を抱えるため選択肢から敢えて外すのである。もはや、イラストレータ職を経験してみたい!とかスレのないテーマを掲げて果敢に挑戦する(イラストワークをゲットせよ!)時代は過ぎ去った。本ブログ(仕事がないなら、仕事を作ればいいじゃない)は、おカネという課題を解決することが本質にあるのだから。

次!

(イ)は、そもそも認知度・期待値を上げるためのデビュー前アクションプランが必須なので保留。というか、(ウ)で成功すれば同時並行的に実現可能な選択肢だし、(エ)で成功したらカネにモノ言わせて可能となり得る選択肢でもある。

···ん?となると、Bクワドラントへの移行は、必須ではありませんか?

そこで(ウ)なのか(エ)なのか?という話になると、そもそも私は何が欲しいのか?という自己分析が必要になってきます。

Bクワドラントの自分を想像してごらん。百万石の富を手にした自分がどういう人間になっているかを

百万石は正直想像しづらいので、現代価格年収5000万円くらいに置き換えてみよう。数値は大きめの方が興奮度高くてよろし。

(ウ)で叶えた場合
好きに描き作ると対価が得られるという涙もちょちょぎれんばかりの状況。ローン完済という安全欲求を満たしながら、自分の絵が評価されることによる尊厳欲求、経済的自由の下に創作し続けられるという自己実現欲求が一気に満たされます。表現者たるもの自己実現のために表現せよ、とは言わないでおいてください。
けれど、富も名声も得られた申し分ない状況に、私は謙虚でいられるだろうか?···難しそうですね。
(エ)で叶えた場合
小売業で叶えたと仮定しようか。米国製大ヒット化粧品の輸入販売総本店となり、日本国内の各小売業者へ売りさばく。ふむふむ。化粧品の単価が割高だと、年収5000万円はあっという間に達成しそうですね。で、従業員に仕事を任せて自由になった空き時間に私は何をする??絵を描いているだろうか??
···なんとなく、着飾り、化粧を濃くし(あるいはリフトアップとかして)、香水も多めにつけて煌びやかにタクシーハイヤーしちゃいそうな状況が目に浮かびます。行先は銀座エルメス本店、細川たかしも裸足で逃げ出す棚買い、とかね。空き時間に絵を描くか?いやいや、もっとお金をかけた遊びにハマっているのでは?

···典型的な成金になり下がった自分が、目に浮かぶようだ。否、なり上がったか?

aa

(エ)が単なる成金であるのに対して、(ウ)の場合は成金で尊大、というダブルのイタさを体現してしまいそうな危険な状況である。実るほどに首を垂れる稲穂であるよう、実現した折には気を付けたい。

実現できればね。

欲しいのは、富?名声?あるいはほかの何か?(ウ)と(エ)、いずれを選択する?

またも妄想劇場を繰り広げてしまった···。そうして本題から脱線してしまった。
(ウ)(エ)いずれも、成功した暁には富も名声も得られるでしょう。違うとすれば、

(ウ):アーティストとしての名声 > (エ):起業家としての名声

という点くらいか?
でもね正直、(ウ)だろうが(エ)だろうがいずれでもよろしい。成功できるならばどちらも大歓迎。···とかいっちゃうと、ブログの“はじめに”での宣誓が意味なくなってしまうので、私は(ウ)を目指すのですよ。

軽口はさておき、そもそも(エ)を行うためのアイディアがあるか?

ノー。
そもそもわたくし、Webサイト構築で単価アップのために外注するくらいならドトールバイトを選択したい人間です。

ましてや化粧品輸入販売業のために「化粧品製造販売業許可」を取得して大量の仕入れをするなどをや、ですか。

イエス、ご指摘の通り。
それに(ウ)「自分の絵画をコンテンツにしたビジネスのオーナーになる」、挑戦するには面白そうではありませんか。

ここはひとつ、(ウ)「絵画をコンテンツに据えたビジネス」を実践してみようか?具体策はまだ見えない。