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プロローグ:どうしてお金持ちの絵描きになろうと思ったか
作成日:2018/09/27
ちょっと一息つきたいのである
前回記事で、ネットビジネスに興味を持ちガンガン検索、「月∗万稼ぐ僕が教えるアフィリエイト」的コンセプトのブログにくぎ付けになった件は伝えましたが、その時震えた私の琴線を探る。
目次
金持ち父さんロバート・キヨサキに感化されたご経験をお持ちの貴殿であれば共感して頂けるはず。私の脳は、持ち家を欲しがる人の気が知れない、買わずにいられるならば買わずにいたい、という住宅ローン恐怖症を患っていた。
しかし結局買った。けれども恐れる私は、ローン完済できるのか?返済のせいで教育費が不足しないか?子供を大卒にしてあげられるか?等悶々。さすれば、必要経費をキャッシュフロー表にまとめ、夫と分析。そこで発した夫の一言。
笑えるね。俺の人生たったの40カラムか。
······
返す言葉がない。というのも私もまったくの同感、人生の終焉を感じブルーなことこの上なかったからである。フロー表作成時にカラム幅を揃えようと40カラム選択、···ががーん、見える化すると先々短い、赤字も頻発。
なんじゃこりゃ。人生終わった。
みたいな気分。
しかし転んでもただでは起きられぬ我が感情、こうなったらバカ稼ぎしてやる!!と、大いに発奮。その日を境に、開けても暮れても金策の模索検索。そうしてネット上に節操なくバラまかれた罠、自称成功したアフィリエイター達が掲げる金ぴかな文言に魅せられてしまったわけだ。
アフィリエイトで月100万円稼ぐ!
お察しの良いあなたに対してどこまで隠し通せるものか···ならば自ら告白しようか。さようです、一時期の私はかなり本気で、アフィリエイター目指そうかと考えたのです。月100万円稼げば40カラムの絶望から脱出できると夢見て。月額に著しい違和感。これぞまさに洗脳にはまった状況を表すのか。
従いまして~は、ハウツーサイト(というかブログ)を検索しまくる日々。
結果、ハウツーサイトを形成する一つの類型化されたパターンを発見しましたことをご報告いたします。
というのも、本来ブログとは多種多様で個性に溢れるはずがどれも皆一様に、類似した展開を見せるのである。
サイトアクセスする輩はそもそもハウツーを読みたいくらいだから、自分でもアフィリエイトをやりたい。しかも大きく稼ぎたいというカモネギ君である(数か月前のわたし)。そのカモネギ君らへ、アフィリエイトゲッティングスタートの指南をする。このスターティングガイドがまさにサイト主にとってのアフィリエイト収入そのものになっているのである。
そう、閲覧者であるユーとミーは、知らず知らずのうちに相手にどんどん貢いでいるわけです。
親切心からの教授を様相しつつさりげなく本文中に埋め込まれたアフィリエイトリンク、これを私は地雷型アフィリンクと呼びます。ユーザが広告とは知らずにクリックする仕掛けです。今までそうとは知らずにフミ踏みしていましたが。
ちなみにアフィリエイトリンク自体は、クリックだけでは課金されない成果報酬型が大半です(クリックした先で商品を購入した時初めて課金される)。けれどもハウツーサイトのテーマは“金もうけ”。カネという吸引力の強いテーマに引き寄せられる閲覧者は、大概本気(のカモ)だったりします。ゆえに、(自称)成功者が紹介するリンク先をクリック→クリック先からモノ(あるいはサービス)購入→ブログ主は広告報酬ゲット→ブログ主万々歳、という流れが成立しやすいと推測できます。
···えっ?私も何か買ったのではないかとおっしゃるのか?
仰る通り。とあるwordpressテーマを買ってしまった···使っていない事実がこれまたお恥ずかしい。
もうすぐ大金が手に入ると夢見がちなカモネギ君たちは、よもや閲覧中の手順書すらもお金儲けの手段となっている事実に気づかず(そうしたのほほんとした性質がカモたるゆえん。私も多分に漏れぬ)、場合によっては有料指導料をも支払う。指導では真実を教えてもらえるのだろうか?あるいは事実はぼかされ続けながら、さらなるお布施を相手に支払うべく誘導されてしまうのだろうか?
類型パターンに則って金儲けを決意したアフィリエイターたちの商魂たくましいことには、唸ってしまいます。そして深く深く考え込んでしまった。というのも、アフィリエイトハウツーサイトに限らぬリアルビジネスの現場でも、似たような手法でもって顧客から自然と支払うよう仕向け、長期にわたって囲い込もうとする商売手法、ありそうだからである。今まで意識が及んでいなかっただけであろうか。
“アフィリエイト(広告収入のみ)で月100万円”
“アフィリエイト(広告収入およびアフィリエイトハウツー個人指導料含め)で月100万円”
後者には謳い文句に虚飾あり!
とまぁ、突っ込みたくもなるが、アフィリエイト関連業務の売り上げ合計と考えれば決して嘘とも言えない。客寄せ文言では、嘘はつかずに最大限の効果を出せ?というわけでしょうか?
このあたりから、もはや目的がアフィリエイターなのかアフィリエイト研究者なのかわからなくなってきた私は、更に二つの事柄に悶々と頭を悩ませることになる。
アフィリエイトとステマの境界が解らないよ···
&アフィリエイトとは手法のコピー業界なのか···?独自性がなさすぎる···。
地雷型アフィリンクという存在に初めて気付いた私は、大いに動揺。そしてなんだか、騙された!という気分を味わう。
あの人、おすすめ商品だったわけじゃなくて、広告費目当てだったのかも。それってステマじゃない?
という感じ。
ならば改めて、“ステマ”とは何ぞや。
ステルスマーケティングとは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること
出典:wikipedia
むむ···?となると、地雷型アフィリンクに限らないということか···?アフィリエイトリンク全般がステマか?
ブログアフィリエイト=広告掲載、広告=宣伝。三段論法だと、アフィリエイト=宣伝活動に思える。いや、三段論法は詭弁だから止めよう。しかし例えばブログ主が自ら愛用し心から伝播したいと願った商品(いわゆる信頼したい口コミ)であろうが、口コミを装った広告費目当ての宣伝商品であろうが、アフィリエイトリンクが貼られている以上、広告収入という同一の動機があるに違いない。両者は誠意の多少が異なれど、等しく宣伝行為には該当し、結果ステマと評価されるのだろうか?
いやまて、ステマの定義には“宣伝と気づかれないように”という条件がある。(しばし黙考)。
むむ···?となると“口コミ”という形態を採用したアフィリエイトリンクはすべて、“宣伝と気づかれないように”を装っている(=ステマ)と解釈できる模様?
公平に言えば、必ずしもアフィリエイトリンクはステマとは限らない。ただし、アフィリエイトリンクであることが分かりづらい、あるいは意図的に隠している場合は、ステマと評価されてしまったとしても文句は言えなかろう。
いわんや地雷型アフィリンクをや。(ブーイング)
···と言うよりも。果たしてネットユーザ人口のうち何割の人が
「アフィリエイトリンクが貼られている=ブログ主に広告料が入るしくみ」
という解釈に至るか? ネットビジネス志望者ならいざ知らず、純粋なる閲覧目的ユーザに限れば、アフィリエイトという文言さえ知らない人も多いのでは?さすればアフィリエイトリンクの見分けなどしないでしょう。
そんな、ブログ主を信頼しきった状況でやにわに口コミからの流れでアフィリエイトリンクを貼るのは···。やはりステマの三文字が脳内浮上します。とはいえ、最もアフィリエイト収入を得やすい(裏をかかない素直なユーザのクリックを誘発できる)状況でもある。
つまりアフィリエイト業界自体、稼ぎに目がくらんだブロガーをターゲットにして普及し、社会認知度を上げたビジネスなのでは···。
ブログアフィリエイト=未必の故意的なステマ商法、···とまでは言わぬが、ブログアフィリエイトとステマの親和性が高いことは事実でしょう(あるいは既に語り尽くされすぎた旧い話題なのかもしれないが···私にとってはいままさにホットな話題なわけである)。アフィリエイターの倫理観によっては、危険な商売にもなり得る予感。というのも、稼ぎたい個人をハブに拡散してしまおうという危険な商品も潜んでいるはずです···アフィリエイター自身が知らず知らずのうちにも犯罪の片棒を担いでしまうことさえあるかもしれぬ(穿った見方をしすぎでしょうか?それともむしろ世間知らずでしょうか?)。個々人の選択眼が問われる商売、それがアフィリエイト。
稼ぎたいけど、ステマまがいのアフィリエイトは嫌だ。···でも在宅ワークしかないからアフィリエイトしたい···
みたいなばかばかしい悩みで煩悶することほど馬鹿なことはありません。ステマ批判を恐れるならばきちんと広告表記をすればいいだけです。
ま、ブログしたい裏にある表現欲とは別の金銭欲は、隠したくても隠し通せぬものよ。
······
参考:Web広告掲載ガイドライン(JIAAより)
2. インターネット広告掲載基準ガイドライン(2000 年制定・2015 年改定)
(10) 広告であることの明示
広告掲載枠に掲載される広告は、一般に、広告が表示されることが明確であるが、媒体社が編集したコンテンツ等と混在したり、並列したり、リストの上位に広告として掲載される場合や、広告を中心とした特集記事や、いわゆるネイティブ広告 17等において、消費者等が媒体社により編集されたコンテンツと誤認する可能性がある場合や、広告であることがわかりにくい場合には、その広告内や周辺に、広告の目的で表示されているものである旨 18([広告]、[広告企画]、[PR]、[AD]等)をわかりやすく表示 19する必要がある。
出典:JIAA(Japan Interactive Advertising Association) インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン
JIAAとは:1999(平成11)年5月に発足。2017(平成29)年1月に米国に本拠地を置くInteractive Advertising Bureau(略称IAB)のグローバルネットワークにIAB Japan(JIAA)として参画。「インターネットを利用して行われる広告活動が、デジタルコンテンツやネットワークコミュニケーションを支える経済的基盤である、という社会的責任を認識しながら、インターネット広告ビジネス活動の環境整備、改善、向上をもって、広告主と消費者からの社会的信頼を得て健全に発展し、その市場を拡大していくことを目的とする。」
参考:Web広告掲載規約の一例(Googleアドセンスより)
クリックや表示を促す
(前略)サイト運営者様がご自身の広告をクリックしたり表示したりするようユーザーに促すこと、またクリック数を増やすために不正な方法を使うことは禁止されています。
(中略)
・ページの他のコンテンツと見分けがつかないような広告のデザインやレイアウトを使用すること。
・広告と見分けがつかないようなサイトのデザインやレイアウトを使用すること。
・Google の広告ユニットの上に誤解を招くようなラベルを表示すること。たとえば、「スポンサーリンク」や「広告」は使用してもかまいませんが、「お気に入りサイト」や「本日の特典」などの表現は使用できません。
出典:Googleアドセンス(*)サイトより「AdSense プログラム ポリシー」
(*)Googleアドセンスは、Googleが仲介となり、Web広告の掲載を個人あるいは法人に提供するサービス
参考:アフィリエイト規約の一例(Amazonサイトより)
10. 乙(サイト運営者)がアソシエイト(*)であることの表示
(前略)乙は、乙のサイト上または甲(Amazon)がアソシエイト(*)・プログラム・コンテンツの表示を許可した他の場所のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト(*)」または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト(*)・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。(後略)
出典:Amazonサイトより「Amazonアソシエイト(*)・プログラム運営規約」
(*)Amazonでは、アフィリエイトと類似のサービスをアソシエイトという固有名称で定義
成功している商売には黄金パターンが存在し、同一業界へ参入するならば先達のビジネスモデルを読み解き踏襲するのが近道。
······とはいえど。
私はアフィリエイトハウツーサイトの現場で、コンテンツの丸写しが横行しているさまを目撃しすぎた···。簡単に言えば、食傷気味である。アフィリエイト業界には、手法の踏襲を超える課題(コンテンツ丸写し問題)がある模様。
しかしよくよく考えれば、ざらに目撃する事象なのだろうか?超メガヒットのメーカー商品が後発参入者たちにこぞってコピーされ、ロゴ以外はほとんど同一、といった状況がこれに該当するのだろうか?そこにあるのはコンテンツがモノか情報かの差異か?
···またもや黙考。
商売においては、商標登録等の必要な法的手順を踏んで脇を固めつつ、多少のコピー発生は防ぎようがないと鷹揚に構えるのが通例なのでしょうか?
···しかしブログ(情報コンテンツ)の商標登録とは、無理がありますな。
うむ、優良商品は常に見本となる現実を見つめれば、納得できなくもない。そしてコピーサイドに立てば、手を変え品を変え二番煎じとなじられても売り上げが立てばオールオッケー、という図太さが必要なのか?というか、お金儲けとはそういうことなのかもしれぬ。
···そして気づけばコピー品の方が第一人者を超えヒットを飛ばす、とか。現実は厳しいものだ。
キンキキッズ「愛されるより 愛したい」、リリースされた当時の自分は高校生だったものだが···思えば遠くへきたものだ···。3枚組ベスト盤中、DISC1の2曲目に収録されている様子。ちなみに当CDは2017年発売。ヒット曲を持っていればベスト盤やベスト盤リニューアルをして継続的に売れるわけですね。これぞ印税によるザ・不労所得でしょうか。そして「まじで」は、既に死語なのでしょうか?最近とんと耳にしない。
キンキの名曲「愛されるより 愛したい」から推察するに、男性は追いかけたい願望の方が強いのでしょうか。言われてみれば、コンテンツ丸写しサイトの運営者は、(見せかけ上の情報では)男性ばかりであった気がしますね。
いやしかし、ことブログに関しては、追いかけるより追いかけられたい気がするが。コピーするより、コピーされたいものです。
とはいえアクセスが集まりやすいテーマはあるだろう。サイト集客を目的にすると、結局のところコンテンツテーマが似通ってしまうのはどうにも避けがたい事実なのでしょう。そして、いまだ月収100万円への催眠が冷めやらぬわたくしも、ゴールデン手法を鼻先にぶら下げられたらやはり踏襲してしまいそう。節操もなく?うーん。考えれば考えるほど、商売における節操の定義があいまいとしてきました。
このブレ感···私には、アフィリエイト業界に息巻いて参入することは時期尚早か···。
どんな商売においても、汚い手を使ってバカ稼ぎしたり、法の目を潜り抜けるスレスレ手法でバカ稼ぎを目論む輩が存在するように、アフィリエイトもまた、従事する姿勢と意識によって白くも黒くもなり得るのでしょう。現場経験のないわたくしが結論付けるのはいささか僭越ですが。
既にご承知かと存じますが、わたくしは当ブログにアフィリエイトリンク挿入してます。地雷型を避けるには「広告」表記が欠かせません。とはいえ、すべての手の内を明かされたうえで恋に落ちる人はいないように、馬鹿正直に「広告」表記されて、鼻白まぬ輩もいない気がしますが。八方美人な性格ゆえ、方針はブレにぶれて、結果本来の目的(お金持ちになりたい)を取り逃がす気配濃厚。二兎追うものは一兎も得ず、私はどこへ向かうのだろうか。