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作成日:2018/10/02
DIY
「ままごと」と呼ぶのは複数人でのロールプレイを連想するゆえ、若干正確性に欠ける気がする。どちらかと言えばエアー調理と呼ぶにふさわしいお遊びが好きなご様子。包丁に見立てた木しゃもじ(不用品を進呈)を高速でカッカと上下動させながら、野菜に見立てた積み木ブロックを千切りするのがお好みである。音だけはプロ主婦並みの見事さ。まな板を使わねば机が傷だらけになりそうな気配。
木材切れ端を引っ張り出し、「これ使っていい?」と母に伺いてはまな板に見立てている我が子よ。切れ端といえど長辺60cmばかりもある板材では、少々手に余るサイズ感ではないかい?
在庫板材のうち最も軽量かつ質感のよろしい桐材を使うことにしよう。三歳児に適切なサイズを適当にあたりをつけて下書きし、ひたすらノコで切るだけだから、DIYと呼ぶにもおこがましい木工工作である。
なんせおもちゃなので、作るのも気軽である。
掲載するほどでもない手順と共に、使用した道具をご紹介。
鋸での切断時、カーブが急に強くなる箇所があるならば、反対側からも切り込むと作業効率がよいかと思われます。
え?同じ道具をお買い求めになる?ならば以下よりどうぞ。
引き回し鋸という道具名称をはじめて知りました。糸鋸とか曲線ノコとか(勝手に)呼んでいた。
玉鳥産業株式会社 引き回し鋸 Hipper(ヒッパー)
クランプは種類豊富でどれがいいか悩ましいところですが、平面に自立するタイプは非常に便利。最大口開100mmというサイズも比較的万能である。
SUN UP工作台用クランプ 大 CS-15
小学校6年生の時、図画工作の授業で卓上電動糸鋸に出会ったときの感動は忘れもしない。木材を曲線で自由自在に切断できる面白さ。ミシンに似た外見だがしかし、針と替わって糸鋸刃を装着するいかつい代物。しっかり押さえつけないと、木材が刃の上下動に合わせてロデオのごとく跳ね上がったあの振動も懐かしい。
あの時以来、電動糸鋸は常に気になる代物だが、購入可能な経済力ある大人になっても結局購入には至らない。あればいいな···だが狭小住宅において、空間占拠率は登場頻度に比例せねばならぬというのが我が信条。よって、よほどの大作あるいは緻密作品を(あるいは木工作家を)志さない限り、購入することはないでしょう。
買うならばこれが欲しい。マキタの電動ノコである。
マキタ 糸ノコ盤 MSJ401
シンプルな引き回し鋸Hipper(ヒッパー)は行き当たりばったりで偶然購入した代物だが、想像以上の使い心地ゆえに重宝している。